高齢者世帯の6割が「生活が苦しい」。年金だけで100%生活している人は4割しかいないって本当?国民年金・厚生年金の平均月額はいくら?への解説コメント

2024/08/18 14:41



今件は自身の生活意識について「大変苦しい」「やや苦しい」「普通」「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」から選び、そのうち「大変苦しい」「やや苦しい」を足した結果。経年推移は次の通り(%)。

1996年 42.9
2000年 46.9
2004年 49.9
2008年 53.4
2010年 51.5
2014年 58.8
2016年 52.0
2018年 52.0
2019年 51.7
2021年 50.4
2022年 48.3
2023年 59.0

政権交代ぐらいまでは増え続け、それ以降は減少、そして2022年を底に2023年では大きく跳ねています。本文では「この数年」とありますが、2022年から2023年にかけて、が厳密なところ。原因は当然、ロシアによるウクライナへの侵略戦争による資源高騰などでの物価高。特に食費や光熱費など、日々消費する金額が増え心理的に大きな影響を与えています。

関連する記事でも分析済みですが、国民生活基礎調査における生活意識が直近の2023年で大きく後退したのは、ひとえに急激な物価高が影響。「大変苦しい」の26.4%は1996年の最古データ以来、2014年の27.1%に次ぐ大きな値となるほど(2015年とタイ)。

生活意識は全体と比べややゆとり…高齢者の生活意識の変化(最新)
https://garbagenews.net/archives/1969571.html

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