北九州、下関で夕刊休止 日経新聞、9月末への解説コメント

2024/08/23 17:13



夕刊は朝刊以上に存在意義が薄れており、主に調達されるルート「家庭で朝刊とセットで購入」「勤労者の帰宅時に時間つぶしとして」のうち後者の意義がほとんどなくなっています(スマホで代替)。前者も急速に値を減らしており、日本新聞協会の公開値によると、朝刊とのセット部数・夕刊単独部数は、それぞれ2001年当時は1801万3395・180万4758だったものが、直近2023年では445万6199・45万2592にまで減っています。

なおNHK放送文化研究所の国民生活時間調査によれば、新聞を読む人自体が減少しています。1995年時点では52.1%もいたものが、2020年では29.8%にまで減っています。減少の度合いは年齢階層を問わずに、です。むしろ元々低い10代の方が落ち方が大人しいほど。今後も採算ラインを割った夕刊の休刊は続くことでしょう。

朝刊以上に存在意義が薄れている夕刊が、費用対効果の関係で休刊となるのは止む無し…というよりはむしろこれでも遅い方かもしれません。これからますます夕刊の休止は進んでいくでしょう。物理的媒体のコスト観点で運営可能な配布ルートはますます少なくなるでしょうし。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー