「歯が痛い」で救急車、7割が「軽症」出動 重症搬送が遅れる恐れ、対策に有料の「民間救急」への解説コメント

2024/08/26 18:00



消防庁の「救急救助の現況」によると、全国では直近2022年において、搬送者の47.3%が軽傷となっており、本文の大津市の約7割がいかに高い値であるかがうかがえます。また全国では搬送者の62.1%が高齢者(65歳以上)で、こちらは大津市はわずかながら高い値。この両者を見比べる限りでは、大津市の「軽傷での出動が多すぎる」問題は、単に高齢者の出動要請に限らない可能性があります。

なお通報から現場到着までの平均が9分47秒とのことですが、全国平均では10分18秒。むしろ速い方です。

高齢者の救急車利用が多いから軽症者利用が多い的な雰囲気の文意ですが、中身を精査すると、軽症者利用の割合は無茶苦茶高いものの、高齢者の割合はあまり変わらず。高齢者ではなく別の理由があるのかもね、という話ですね。年齢階層別の病症度合いのデータがあるとよいのですが。

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