コメ不足が「草加せんべい」直撃 亀田製菓は輸入米シフトや値上げへの解説コメント

2024/09/04 17:40



全日本菓子協会の公開資料によれば、本文中せんべいが該当するカテゴリ「米菓」は、直近2023年ではもち米利用の「あられ」は生産量前年比-5.3%、うるち米使用の「せんべい」は+9.1%となり、全体では前年比+2.8%の21.8470万トン。

コロナ禍ピークからの回復で土産需要の拡大、大手企業の工場火災での停止が再開したのがプラスの大きな原因。一方で、原材料費価格高騰があり、生産・小売金額は生産量を大きく上回る上昇幅となっています。

今回の米不足は主に猛暑による品質の低下や需要の増加の中、報道などによるあおりで、需給バランスが崩れたのが原因です(農水省 米に関するマンスリーレポートより)。米の生産量を評価するは作況指数2023年産米は101で平年並み、2024年産米もほぼ同値と予想されています。ただ需要増加予想は昨年春先から増加を続けているため、切迫「感」は今しばらく続くものと思われます。

農水省の米に関するマンスリーレポートを一通り読んだけど、元々米の需要は少しずつ拡大傾向にはあったものの、報道によるあおりが原因で一時的な需要過多が生じたのが最大の原因に他ならならず。米って品質維持したまま長期的な保存は難しいのと、消費を急に増やすことは考えにくいので、手元に必要な分がある限りは、それほど騒ぐ必要はないと思いますけどね。コロナ禍初期におけるトレペ騒動みたいな香りがします。先日の卵不足・高騰とは話が別ですね。


米に関するマンスリーレポート
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

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