なぜ「魚肉ソーセージ」が人気に? 昭和のスター商品が再ブレークのワケへの解説コメント

2024/09/11 17:46



日本缶詰協会の公開データによると、魚肉ハム・ソーセージの直近生産量は5万376トン。1972年には最大の18万491トンを生産していましたが、それ以降は漸減状態。

元々大正時代から開発は進んでいましたが、1938年にはマグロを原材料にしたツナ・ハムの製造がスタート。太平洋戦争中は生産が一時中断したものの、戦後に入り1948年にはツナハム、1952年には魚肉ソーセージの本格的生産が始まっています。1970年代に使用していた食品添加物に発がん性などが指摘され使用禁止になったことから、製造法が大幅に変更され、安全な形で生産が現在まで続いています。

最近ではBSEによる代替品の需要増加、新型インフルエンザ流行に伴う非常用保存食料として、そして新型コロナウイルスの流行による内食向け食材として着目され、生産量が増える時期もありましたが、1990年後半以降はおおよそ今の量が維持されています。

記事では大ヨイショ&ブレークしまくり的な話となっていますが、よく読むと「販売個数が最多なのは直近2年の中で」「1000人当たりの販売金額は過去5年間で最高」と、非常に短い期間内での話でしかないのですね。しかも該当時期は大部分が新型コロナで色々ぐたぐだだった時。

まぁ、よく読むと、マルハニチロの広告記事的な方向性のあるものなので、こういう展開になるのも止む無しかな…とは思いますが、あまりこういうことをすると、色々と疑問視されてしまいますよ、と。

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