児童のいる世帯の65%が「生活が苦しい」と回答…物価上昇は子育て世代にどう影響する?「教育費」の貯め方への解説コメント

2024/09/12 18:16



2023年調査分の国民生活基礎調査で内容を確認すると、児童(18歳未満の未婚者)のいる世帯における生活感は(2023年分/2022年分、%)

大変苦しい 28.5/22.9
やや苦しい 36.5/31.7
普通 31.5/39.0
ややゆとり 3.1/5.4
大変ゆとり 0.4/0.9

となり、大変苦しいの回答が大きな増加を見せています。これはロシアによるウクライナへの侵略戦争で生じた、世界的な資源価格の高騰により、食料品や、電気代・ガス代・ガソリン代のようなインフラ系の価格が大幅に上昇したことによるもの。2015年以降、ほぼ毎年「苦しい派(大変苦しい+やや苦しい)」の減少が生じていた動きが台なしになった形で、大変残念です。

なおこの動きは世帯全体、高齢者世帯でも生じていますが、経済が悪化する度合いが大きくなるほど、「児童のいる世帯」の(心理的)負担が大きくなる傾向があるようです。

実際、「児童のいる世帯」は景況感が回復してきても生活の安寧さを覚える人の増加はゆっくりで、逆に厳しくなるとすぐに負担増を覚える傾向があるようで。世帯人数が多いので、お金の行き来が高額になるからというのも一因かな、と。

厳しさつのる「子供がいる世帯」の生活感…児童あり世帯の生活意識の変化(最新)
https://garbagenews.net/archives/1969572.html

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