【「趣味は音楽鑑賞」と言わなくなった若者たち】音楽を積極的に聴かないZ世代のリアルな声「趣味にするのはコスパが悪い」「音楽に詳しくても得しない」への解説コメント

2024/09/15 06:44



日本レコード協会「音楽メディアユーザー実態調査」によると、中年層までは、年々音楽への興味関心度合いが減少中。若年層の減少度合いが大きいまでの話です。高齢層はほぼ一定の高い値を示していますが、高齢層でも「無関心層」(音楽にお金を支払わない。特に自分で音楽を聴かない(音楽には特段積極的な好意、関心を持たない。音楽への本当の意味での無関心派))は漸増しています。

特に学生や20代(社会人)の音楽離れ的な減少は顕著で、この10年の間に「有料聴取層」(音楽を聞くためにCDや有料音楽音源など音楽商品を購入したり、お金を支払ったりしたことがある)は学生では59.0%から34.0%に、20代では57.7%から27.1%にまで減っています。

一方で、ライブなどのリアルな環境における音楽視聴への注目が高まりを見せる傾向があることも、同調査で明らかにされていることを合わせ記しておきます。

レコード協会の定点観測的調査結果で音楽離れの実情が認識できてしまうのだから、これほど正確性のあるものはないというところですね。音楽の量が増えすぎて当たり前となり、あれが好き、これが好きといった特異性がなくなったのと、音楽そのものではなく、音楽をベースとしてのあれこれが好まれるようになったまでの話ではないかな、と。水や空気のような存在になった、というと言いすぎかもしれませんが。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー