小泉進次郎氏「大学に行くのがすべてじゃない」 奨学金返済負担めぐる質問に…ネット「論点ずれてる」の声への解説コメント

2024/09/17 04:57



文部科学省の学校基本調査によると、2023年度時点で大学への進学率は57.0%、短期大学は3.4%。大学進学率はおおよそ上昇中で、2001年度時点では39.9%でした。

他方、就職の状況ですが、文部科学省の就職状況調査によれば、就職率(就職希望者のうち実際に就職できた人の割合)は

大卒者…98.1%
短大卒者…97.4%
高専卒者…100.0%
高卒者…98.0%

となっており、就職率に限れば学歴上の差異はさほど出ていないのが実情です。

ただし、例えば厚生労働省の新規学卒者の離職状況を見ると、3年以内に卒業直後の就職企業を辞める人は、中卒で52.9%、高卒で37.0%、大卒で32.3%となっており、高学歴の方が望んだ環境の企業に勤められる可能性が高いことがうかがえます。

授業料や奨学金の話が出るたびに持ち上がるのが、大学は義務教育なのか否か。正直なところ大学どころか高校ですらも義務教育ではないのですが、大学に行かない人は人にあらず、的なレベルで考えている人が多いのも事実。事実上の義務教育なのだから無償化しろ云々も、その辺りから来ているのですね。

しかし「事実上」という言葉を使うと、大卒以外の人達に大変失礼に当たることを、その人たちは理解しているのかしら…と思うのは私だけかな。

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