「ぎりぎりの生活じゃないか」シングルマザー世帯の8割近く 手取り収入15万円未満 フードバンク山梨が調査への解説コメント
2024/09/19 17:26
【不破雷蔵さんのコメント】厚労省の国民生活基礎調査によると、母子世帯の平均所得は303.1万円・平均等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員数の平方根で割って調整し...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/9qtuVaLzvm
— 140gnews (@140gnews) September 19, 2024
厚労省の国民生活基礎調査によると、母子世帯の平均所得は303.1万円・平均等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員数の平方根で割って調整した所得)は167.5万円。それぞれ全世帯では524.2万円・295.9万円となり、大きな違いが出ています。この値は高齢者世帯の303.1万円・167.5万円と大きな違いがないほどです。
また総務省の全国消費実態調査で母子世帯の家計支出の実情を確認すると、一般の二人以上世帯と比べて、調理食品の額が大きくなっていることが確認できます。これは母親の就業で自炊をする時間が取れず、調理食品で食事をまかなう事例が多いからだと推測されます。外食はコスト高なことから、母子世帯の値は低いのが実情です。
なお母子世帯の生活感は「苦しい」との回答が80.5%と8割超え。全世帯の59.6%や児童のいる世帯65.0%を大きく上回っています。
支援団体による調査は、いわゆるチェリー・ピッキングのリスクがあるので要注意…ということはさておき。働き手が一人しかおらず、子供がいる前提なので就業先も限定される、さらに男性と比べて平均賃金が低くなる女性が対象となれば、生活が苦しくなるのも止む無し…というところ。父子世帯も同様のはずだけど、働き手が男性なので、その点では母子世帯よりは金銭面で楽になる一方、家事・育児の点では非常に苦労が。ただ、元々父子世帯は母子世帯と比べて数が少ないので(国勢調査の限りでは7万4481世帯、母子世帯64万6809世帯の1割強でしかない)、話題にも上りにくいのが実情ではあります。
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