「夫婦共働きが専業主婦世帯の3倍…だと!」年収たった100万で共働きと呼ばれてしまうパート主婦のリアル。今、日本の母たちを苦しめているなんちゃって共働きの真実への解説コメント

2024/09/21 07:11



国民生活基礎調査によれば、2023年時点で児童がいる世帯比としての、末子の年齢階層別仕事ありの母の割合は次の通り(%、正規社員/非正規社員)。

総数 32.3/35.4
0歳 47.3/12.6
1歳 46.8/17.8
2歳 43.7/21.1
3歳 31.7/28.0
4歳 30.2/34.6
5歳 30.7/34.7
6歳 28.3/37.6
7-8歳 27.2/40.0
9-11歳 29.1/43.0
12-14歳 29.6/41.2
15-17歳 27.5/43.9

子供のいる共働き世帯の母のうち3割強は正規、3割強が非正規です。子供が幼い方が正規割合が高い傾向があります。子供の年齢が上になるに連れて正規率が低くなるのは、手間がかかりにくくなっているとはいえ、子供に何かトラブルが生じた時の対応のしやすさ、時間拘束や距離感の問題がネックになっていると思われます。

FROZA STYLEは中年男性に対する失礼で差別的な記事が多いことで目に留まるのですが、女性の共働きについてもこういう話を出すとは……とちょっと驚き。1例だけでパートを侮蔑するような記事ってどうなのよ、というツッコミをしたいところですけど、文字数が足らずに本コメントではざっくりと落としたのでこちらで。

それと、一部で「共働きの少なからずはパートだが、正確性を欠く表現云々」とあるけれど、それをやったら今件のようにパートを誹謗中傷する話が出てくるでしょうし、そもそも数字自体は労働力調査なり国民生活基礎調査で山ほど昔から出ていますよ、と。

共働きの女性がパート・アルバイトに従することが多いのは、コメント本文でも記したように、子供がいる以上、その子への対応が想定されうるってのがあるのですよね。就業時間もあるし。その辺の事情を一切かなぐり捨てて、フルタイムは善、パートタイムは悪的な話の展開は、正直好きではありません。

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