意識不明の4歳と2歳の姉弟、ジュニアシートとチャイルドシートを使用…30代の両親と同乗の乗用車、路外に逸脱して横転への解説コメント

2024/09/24 06:25



JAFと警察庁の調査によれば、チャイルドシートの装着率は78.2%で、この値は年々増加中=状況の改善中ではありますが、チャイルドシートを装着していれば事故で被害を100%受けないわけではありません。あくまでも事故の際に危険性が減る、確率論の問題です。そしてもちろん、着用が無意味なわけでもありません。

ちなみに、警察庁の公開資料「子供を守るチャイルドシート」によると、チャイルドシートをしていても適正に使用されていた場合と、そうでなかった場合との間では、致死率が約4.2倍も異なるとの結果が出ています。そして同調査によると取り付けられたチャイルドシートのうち、適切な取付けができていた割合は69.8%、チャイルドシートを使用していた幼児のうち、幼児を適切に着座させることができていた割合は55.7%にとどまっています。

最近、チャイルドシートを装備していたのに乗用中の子供が亡くなった、大けがをしたという交通事故の報道が相次いでいるので、チャイルドシートなんてしても無駄じゃん的な雰囲気が形成されたイヤだなぁ…というのが第一印象。シートを装着していれば事故を起こしても子供は絶対傷つかないってわけではなく、あくまでも確率論上リスクが減るまでの話。事前にできる、確実にリスクを減らせるものだから、是非ともつけようね、というより法律で付けなきゃいけないって義務付けられてるのですね。

それと、シートは車に備え付けられていればそれでOKというわけではなく、正しく備え付けた上で、適切にシートに子供を着座させねばならない。これが案外難しい。JAFの調査でも、正しい取り付けは69.8%、適切な着座は55.7%にとどまっている。正しくない使い方では、効果を期待できないですから。

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