18歳未満の約48%がスマホを所有、不安要素は「依存」が半数 MM総研が調査への解説コメント

2024/09/28 07:05



情報通信政策研究所の「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」によると、スマホを使い始めて減った時間としては(%)

睡眠時間…40.7
勉強時間…34.1
テレビ視聴時間…27.8
読書時間…20.0
漫画・雑誌購読時間…16.7
趣味時間…11.3
家事時間…10.0
外出(遊び)…9.6

などが。娯楽の時間より生活上の基本行動や勉強の時間が削られる、本人にとっても保護者にとっても好ましくない結果です。なおこの度合いはネットへの依存度が高いほど高い値を示しており、例えば睡眠時間の場合、ネット依存度が高い人は74.6%、中ぐらいは51.7%、低い人は20.6%にとどまっています。

なお金融広報中央委員会「15歳のお金とくらしに関する知識・行動調査」によると、15歳のスマホ利用時間は平均で3~5時間となる人が28.8%、2~3時間が24.5%にも達しています。

テレビやゲーム機よりも多様なことができるスマホが、それら以上に熱中してしまう対象となるのは当然至極の話でありまして。問題なのは遊びの時間をスマホに充てるのではなく、勉強や睡眠時間など、不可欠な時間を割いてスマホ利用に充当する傾向があるってこと。まぁ、テレビ視聴時間はいくら削っても問題ないと思うのですが。

依存してしまう、それはよくないと自覚しても、それでも依存してしまうのが、依存症の怖いところなのですよねえ。たばことかパチンコと同レベルのものと考えれば、保護者も理解しやすいかもしれません。

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