娘とスーパーに行ったとき、値引き品を買うのが恥ずかしいと言われました。実際に購入している人の割合はどのくらいでしょうか?への解説コメント

2024/09/29 07:02



値引き商品購入の話ですが、これは農水省の「令和元年度SDGsを意識した食料消費行動についての調査結果報告書」から。「食品産業動態調査」とありますが、そちらのバックナンバーには収録されていません。本文中表数字は「毎回そうしている」「時々そうしている」を足した値。

値引き商品購入に関する動向を確認すると、世帯年収別ではおおよそ低年収ほど高い値を示すものの、1800万円以上の世帯では「毎回そうしている」が大きく増える傾向が。高齢者は高年収が多いからかもしれません。

類似の話しとして「低価格商品購入」を挙げると、男性では68.0%・女性74.2%の人が「毎回そうしている」「時々そうしている」の合計となり、多くの人が低価格商品を選択していることが分かります。また属性別では、男性より女性の方が多く、男性は年齢でさほど変わりはないものの女性では若年層の方が低価格商品を選ぶ割合が高い結果が出ています。

食品産業動態調査のバックナンバーをいくら探しても同じ調査内容がでてこないから広範囲で検証しなおしたところ、特別調査っぽい形で2020年に実施されたものの、食品産業動態調査のバックナンバーとしては収録せず、その他の調査結果一覧の方にあった次第。資料の中身には「食品産業動態調査」とでかでかと書いてあるので、本来は食品産業動態調査の2020年分だったんだろうけど、何らかの事情で収録はしなかったのでしょう(実際、バックナンバー一覧ではなぜか2020年部分だけが空いていた)。

値引き商品云々の話としては、そればかりを購入して、張り込みを続けるのはどうなんだろうというのはあるけど。食料品ならば値引きされているということは、そのまま買われずに放置され続けると廃棄されるってことだから、捨てられる前に確保してあげたと考えれば、恥ずかしい云々ってのも無くなるのではないかなと、ポジティブシンキングで。

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