「日差しがないと楽」 高校体育祭、増える屋内開催 暑さ対策、生徒や保護者から好評への解説コメント

2024/10/01 07:04



以前拙稿「夏休み明けの熱中症搬送者比率、学生が高くなる不思議」で分析しましたが、消防庁発の熱中症による救急搬送者数の動向は、9月の初旬以降、少年(年齢区分で7歳から18歳、男女を問わず)区分の人数・全体比が有意に高くなる傾向があります。その時期における熱中症による救急搬送の報道では、体育授業や体育会の予行演習で倒れたとの報が多く見受けられます。

9月に入ると各学校で本格的に二学期が始まり、秋の体育祭や運動会をひかえ、各種練習や準備に励む機会が増えます。皆が気合いを入れての練習になるため、体力も消耗しやすく水分も奪われやすいうえ、途中で場を抜ければ周囲に迷惑をかけてしまうとのことから、つい無理に練習を続けてしまい、体調管理が二の次に。

体育祭そのもの、そしておそらくはその練習も、体育館でのものとなれば、熱中症によるリスクは格段に減ります。この動きが広がることを望みたいものです。

集団行動となると体調不良も訴えにくいし、自分の体力基準で子供を指導する先生も多いので、二学期に入ってからの体育の授業や体育祭、体育祭の準備では、子供の熱中症リスクが高まるのは目に見えて分かるのですよね。ホントコワイ。保護者や先生が子供だったころの夏の暑さとは違うのですから、同じ基準で考えられてもねえ…というところ。

夏の高校野球とかも、今ではほとんど蒸し焼き野球な感じで、見ててかわいそうになるのです。



夏休み明けの熱中症搬送者比率、学生が高くなる不思議
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b25be873510adc56f08328411afecdba6e65a3b2

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