夕刊フジの休刊を発表(産経新聞)への解説コメント

2024/10/01 15:00



紙媒体としての新聞の需要が低迷しているのは周知の事実ですが、中でも夕刊は朝刊以上に存在意義が薄れています。新聞が買われる経由としては「家庭で朝刊とセットで購入」「勤労者の帰宅時に時間つぶし用」の2つがありますが、後者はスマホの登場でほとんど無意味となっています。また日本新聞協会の公開値では、朝刊とのセット部数・夕刊単独部数は、2001年当時は1801万3395・180万4758でしたが、直近2023年では445万6199・45万2592にまで減少しています。

NHK放送文化研究所の国民生活時間調査によると、新聞を読む人自体が減少中。1995年時点では52.1%が、2020年では29.8%に減っています。

昨今では7月18日に東京新聞が23区を除き夕刊休止を、8月23日には日経新聞が北九州、下関での夕刊休止を発表しています。今後も夕刊の休止は相次ぐことでしょう。

このたぐいの話は一つ起きると連鎖反応的に起きる傾向がありますが、そのような条件に至ったことで該当しそうなところが判断を下すまでの話だったりします。ともあれ、夕刊は今後も続々休刊するでしょうね。今回はウェブ版も休止するという珍しい形ですが、リソースを朝刊に集中するのかもしれません。まぁ、ウェブ版の夕刊とか、さらに意味がないので当然かも。

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