【不登校児30万人の衝撃!】「いいのよ、学校なんて行かなくても」と親に言わせる学校教育の実状。「いじめ」ではない、今、学校内で起きている不登校の原因とはへの解説コメント

2024/10/08 06:24



文科省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」から不登校の要因(主たるもの)を挙げておきます(2022年度)。

■小中学生(不登校数29万9048人)
無気力、不安…51.8%
生活リズムの乱れ、あそび、非行…11.4%
いじめを除く友人関係をめぐる問題…9.2%
親子の関わり方…7.4%
学業の不振…4.9%
入学、転編入学、進級時の不適応…3.1%
家庭の生活環境の急激な変化…2.6%
家庭内の不和…1.6%
教職員との関係をめぐる問題…1.2%
進路に係る不安…0.7%
学校のきまり等をめぐる問題…0.7%
クラブ活動、部活動等への不適応…0.3%
いじめ…0.2%
該当なし…5.0%

小中学生に限ればいじめによる不登校は0.2%でしかなく、無気力や不安といった精神的な点を起因とするものが過半数を占めています。

少なくとも統計の上では、いじめで不登校になるというパターンは「今は昔」のお話でしかないという認識でよいのかもしれません。もっとも多い「無気力、不安」が発達障害に直接リンクするかというのはともかくとして。

ただ、本文にある「気まずい」とか「授業がイヤ」というのは、昔も今も誰もが感じる機会があったわけで。それを我慢できる心の防波堤が弱くなってしまったのか、イヤ度が昔よりも強くなっているのか、教師の指導が下手になっているのか…一概には言えないでしょうが。

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