夫婦別姓「国民の前で議論を」 ラピダス支援も期待 十倉経団連会長への解説コメント

2024/10/09 07:07



選択式夫婦別姓に関しては、制度導入推進の立場にある人が、そのような動きが起きない限り「議論は尽くされていない」「議論されていない」「結論は出ていない」と繰り返す向きがありますが、これでは自分の思惑通りに事が進まない限り議論が不十分だと主張し続ける活動家と何ら変わりはありません。

なお内閣府調査「家族の法制に関する世論調査」によれば、現行夫婦同氏制に関し、現状を維持すべきだとする意見は1/4強にとどまる一方、夫婦が婚姻前の姓を名乗ることを希望していたら、それぞれ婚姻前の姓を名乗ってもよいよう(夫婦別姓選択式)に法律を変えても構わないとの意見は3割近く、現行法を維持するが婚姻によって姓を改めた人が婚姻前の姓を通称としてどこでも使えるように法律を改めた方がよいとする「通称選択可能に法律変更派」は4割強となり、最大多数意見です。この「通称選択可能に法律変更派」は年齢階層別でもほぼすべての改装で同等の値を示しています。

ちなみに法務省の「我が国における氏の制度の変遷」にある通り、日本は元々夫婦別氏制でした。昭和22年に施行された民法では「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」とされました。これが、現在の制度です。

この記事でのコメントの一段落目は、下書きまでしたけど文字数制限で泣く泣く削除したもの。ホント、選択式夫婦別姓では、制度導入賛成の人達って、思惑通りでないと「議論は尽くされていない」を繰り返すという、良い目が出るまでおみくじを引きなおすしぐさと同じですよね、と。あるいは反射活動家の典型的なパターンかな。何しろ思い通りにならない≒議論が尽くされていない≒自分の思惑が世の中に反映されていない、ですからね。

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