牛丼大手が値引き競争 3社とも並盛300円台にへの解説コメント

2024/10/09 07:14



牛丼大手三社となる吉野家、松屋、すき家の業績動向ですが、コロナ禍で大きく落ち込んだ後は売上の回復を見せ、1年を超えて前年同月比でプラスを維持する月がほとんどとなり、少なくとも売上の上では堅調さを示しています。しかしながら客数に限ればさほど大きな伸び率は示さず、主に客単価≒商品単価の引き上げで売上アップを維持していたことが確認できます。

ここ数か月の間、松屋はともかく吉野家とすき家は前年同月比で客数が低迷し、マイナスを見せる月もあるほど。利用客離れが明確に数字に表れてきたのも、今回のキャンペーンの一因でしょう。

ちなみに直近2024年9月における客数前年同月比は、吉野家が-5.2%、松屋+8.1%、すき家+2.0%となっています。

300円台といってもギリギリ感だし、しかも短期間。報道のネタにはなるけど、実効果はどこまであるのかな…と思ったりします。客数が伸びないどころか減る月もあり、特にここ半年ばかりは伸び悩みが見えていたので、各社とも焦っているのは分かるのですけど。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー