「子どもに財産は遺さない」と言う母。それはよいのですが、60代で貯蓄が「50万円」はさすがにマズいのではないでしょうか?への解説コメント

2024/10/09 17:59



金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、遺産に関する考え方として単身世帯の世帯主では8.7%、二人以上世帯の世帯主では18.2%が「子供はいるが、自分たちの人生を楽しみたいので、財産を使い切りたい(=子供に遺産は残さない)」と答えています。回答値は年齢が上になるほど大きくなり、単身世帯では60代で10.6%、二人以上世帯では21.0%になります。

自身の貯蓄が50万円なのはともかく、「子供に財産は遺さない」との発想は、少数派ではありますがその考えを持つ人が存在しないわけでもありません。

ちなみに遺産については単身世帯では「財産を残す子供がいない上、自分たちの人生を楽しみたいので、財産を使い切りたい」がもっとも多く33.3%、二人以上世帯では「老後の世話をしてくれるか、家業を継ぐかなどにかかわらず子供に財産を残してやりたい」がもっとも多く30.6%となっています。

新聞の読者欄のごとく、創作話の香りが漂うファイナンシャルフィールドでの遺産に関する話。60代で云々ってことはもう年金生活者であろうことが予想できますが、貯蓄の残りが50万円だとすると、あとは基本、年金だけで生活していかねばならないわけで。その辺りの情報が皆無なので云々しがたいのですよね。

夫がいるのかいなか、いないとして遺族年金は手にしているのか、自宅住まいなのか借家なのかとか、基本的な情報がまったくない。まぁ、本文のための設定があればそれでOKという発想らしいので。ただ、FPってそういう事じゃダメなのですけどね…。

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