後部座席の「シートベルト着用率」はたった「43.7%」。シートベルト義務化から「15年以上」経過したのに改善されないのはなぜ?への解説コメント
2024/10/12 06:23
【不破雷蔵さんのコメント】後部座席の同乗者によるシートベルト着用率が改善されていないとのことですが、JAF発表の経年値を見る限りでは、そのような表現は使えないはずです...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/kabu0Rq2WG
— 140gnews (@140gnews) October 11, 2024
後部座席の同乗者によるシートベルト着用率が改善されていないとのことですが、JAF発表の経年値を見る限りでは、そのような表現は使えないはずです。
最古公開値の2002年では6.7%だったものが、義務化された当年2008年には30.8%に跳ね上がり、以後緩やかながらも増加を続け、直近2023年で43.7%にまで達しています。運転席・助手席の着用率は2008年と2023年でそれぞれ96.6%→99.2%、90.8%→97.1%のため、増加度合いはあまり変わらず、むしろ後部座席の方が上がり方が大きいほど。元々着用率が低かったため、運転席などとの着用率と比較されれば低くなってしまうのは仕方がありません。なお後部座席でも高速道では78.7%と高い値となっています。
無論、数字が運転者と比べれば低いのもまた事実。「自動車に乗ったらまずは全員がシートベルト」を習慣とするよう、心がけてほしいものです。
後部座席のシートベルト着用率。低い値には違いないけど、「改善されていない」って表現はさすがに違うよね、ということで具体的数字を挙げて突っ込んでみましたとさ。なんかインクワイアリークリエイター的な雰囲気の強いファイナンシャルフィールドの記事だから仕方ないのですけど。
この類の記事の送り手は「読まれければ無意味だから、少しでもインパクトのある書き方をしろ、感情をかきたてさせろ、注目されるようにしろ」とばかり指導し、それが絶対正義であるかのような風潮すらあるのだけど。誤解釈されかねない、実態とは異なるとらえられ方をされかねない言い回しになるのはどうなんでしょうかね。
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