”60歳の8割、70歳の半数が働く”厳しい現実…国は何を考えているのかへの解説コメント
2024/10/16 18:57
【不破雷蔵さんのコメント】総務省の敬老の日にちなんだ報告書によると、2023年時点で60~64歳の就業率は74.0%、65歳以上は25.2%。70~74歳は34.0%...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/fyMiUzfbpQ
— 140gnews (@140gnews) October 16, 2024
総務省の敬老の日にちなんだ報告書によると、2023年時点で60~64歳の就業率は74.0%、65歳以上は25.2%。70~74歳は34.0%。ただしその内情は役員11.6%・自営業者など28.4%・雇用者60.0%で、雇用者中、非正規は76.8%。
高齢者の就業率の高さを「日本は厳しい」としていますが、米国では18.7%、カナダ14.4%、英国11.3%、独逸8.9%と比べれば高いものの、韓国では37.3%との数字を示しています。
リクルートの「シニア層の就業実態・意識調査」によると、高齢者が就労したい理由として
生活維持…41.9%
健康維持…38.0%
自由に使えるお金確保…34.7%
社会とのつながりを得る…32.5%
家計補助…31.5%
貯蓄・貯金…20.5%
暇つぶし…15.5%
などがあり、必ずしも生活苦のためだけに就労を望んでいるわけではないことがうかがえます。
結果ありきの変な記事の展開ぶりだなと確認したら、このタイプの記事ではありがちな、書籍紹介を兼ねたつまみ食い記事。「広告」「PR」のたぐいを付けずにこういう記事が掲載されると、ホント、混乱してしまうのですよね、と。
ちなみに他の分析記事とか報告書とか論説見ると、生活苦ガー、貧困ガー、政府ガーという本文の主旨のようなものばかりでなく、そもそも論として健康寿命が延びているのに加え、社会からの需要に応えてとか、健康維持のためとか、色々と理由があったりするわけで。
…ちなみに。厚労省の資料などによると、例えば65-69歳の就業率、1990年代前半も4割超えてたりするんですよ、これが。65歳以上で区切りると24~25%とか示していて、現在とあまり変わらない水準だったりするのです。その辺まで触れてくれないと、ね。
スポンサードリンク