センキョの疑問「ネット投票、なぜ導入されない?」 不正危惧、法改正も壁に【衆院選しずおか】への解説コメント

2024/10/19 07:51



インターネットによる投票は10年以上前から論議されていたテーマで、特に投票率の低い若年層への投票意欲をけん引する役割を果たすことが期待されています。連合の「若者の関心と政治や選挙に対する意識に関する調査」でも、15~25歳対象の「選挙がどのように変わったら「投票しよう」と思う気持ちが(今よりも)強くなると思うか」との問いに、トップについた回答が「ネットで投票」(54.6%)となっています。

ネットによる投票は地理的、時間的制約がなく投票できるのがメリットで、特にコロナ禍以降はその有益性が注目されています。

一方、ネット選挙は現行の公職選挙法では認められておらず、サイバー攻撃の可能性、また立会人がいないため、望まない投票を強要される恐れがあります(これが最大の課題です)。この課題が解消されない限り、ネット投票は難しいのが実情です。

インターネット経由による投票入力でのネット選挙は、以前から論議されているテーマであって、気軽に投票行動ができるようになるし、経費削減も可能ではとの期待もあります。一方で、現行法による規制はともかく、サイバー攻撃などで投票内容そのものが棄損してしまう可能性、そしてなによりも、立会人がいないことから望まない投票を強要される可能性を否定できないので、現状では難しい、事実上不可能なのが実情。

実態としてのハードルの高さから、国政選挙でインターネット投票が現在行われているのはエストニアのみ。あとは、スイスでかつて実施されていたようだけど、今は中止。フランスでも同じようなプロセスで中止されている。

ネット投票がまさに好例な話となるのですけど、都合の良い点だけピックアップして、問題点や疑問点、難しいところには目もくれずに大騒ぎするのは、正直恥ずかしいと思うのですよね。


2023年、インターネット投票のいま ~コロナ以降のエストニアにおけるインターネット投票
https://www.icr.co.jp/newsletter/wtr411-20230629-mizuno-shikato.html

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