もう完全に終わったな…手取り月42万円・52歳サラリーマン「父さんの収入では国立大でも無理だ」と息子に謝るしかない「悲しい現実」への解説コメント

2024/10/23 07:48



本文中の言及で気になるのは、子供の進学に関する備えの表現が見られないこと。二人の子供を持つ夫婦世帯のことですから、子供を授かった時点で将来に備えて学資保険(子供の教育資金などを準備するのに用いる、貯蓄型の保険)に加入するなり、自らの積み立てをするのはごく普通の話なのですが。その他の部分も含め、そもそも論としてお金に関する計画性に欠けている感は否めません。

日本学生支援機構の「学生生活調査」によると、大学学部(昼間部)の55.0%が奨学金を受給しています。国立大学に限ると、49.6%。その中で、9.8%は給付のみ、5.6%が給付と貸与の併用となっています。給付型奨学金の平均給付額は47.3万円で、授業料はほぼ賄える形となります。奨学金はあくまでも手立ての一つではあり、給付型のもあります。ひとくくりに否定するのはいかがなものでしょうか。

話の流れ的に違和感を覚えてて最後まで読み通して「あれ?」と感じたのが学資保険の話。一切言及がないのですよね。金銭感覚の観点で、ちょっと不思議ですよ。学資保険は通常の保険同様、保険としての役割はもちろんですが、生命保険料控除の対象となりますし…。ああ、そうだ。これ、共働きしているにもかかわらず、お金の勘案の時には妻側の稼ぎが一切考慮されてないのも変な話なのですね。「週5のパートで家計をバックアップ」とあるけど、肝心の話の時に、それが出てこない。

奨学金を必要以上になじってみたり、子供が突然達観したりと、どうもクリエイティブなテキスト感が否めないのですよね。最近こんなのばっかりで、困ってしまう。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー