投票に行かないと世の中は確実に悪くなる…「税金」が「年貢」へと先祖返りする最大の理由への解説コメント
2024/10/23 18:03
【不破雷蔵さんのコメント】統計数理研究所の調査「日本人の国民性」によると、衆議院総選挙時の投票意向について、「何をおいても投票する」の回答値は漸減する傾向にあります。...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/MbTXX0XBOP
— 140gnews (@140gnews) October 23, 2024
統計数理研究所の調査「日本人の国民性」によると、衆議院総選挙時の投票意向について、「何をおいても投票する」の回答値は漸減する傾向にあります。また総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」でも「我々が少々騒いだところで政治はよくなるものではないと思う」の賛同値は高く(81.3%)、特に若年層において高い値を示しています。
他方、歴史的な話はともかく、現代に関するお話の部分には少々疑問を呈します。税金や社会保険料を合わせた、いわゆる公租公課を意味する国民負担率は、財務省の発表で45.1%。江戸時代の話でよく耳にする五公五民とさほど変わらない状態です。また、「裏金議員」なるものは公金を使っているわけではなく、「いただき知事」も話はほとんど違い、単に話題に上っているから列挙したまでのように読めます。これでは歴史関連の話の部分も信ぴょう性を疑われてしまいかねません。
歴史の物書きさんが現代の政治に物申す、的なスタイルなのはいいけれど、現在のお話の部分があまりにもあまりすぎて、どうなんだろうということでツッコミをした次第。投票率が、特に現役世代において落ちているのは事実ではあるし、その小さからぬ原因が無関心さにあるのも事実(投票が面倒くさいってのも、結局のところ、無関心だからリソースを費やすものは面倒判定しちゃうからしなくてもいいやって判断になるわけです)。
他方、現在のお話については、正直首を傾げる部分が多くて。現在の政治機構が中世の政治権利構造と同じような仕組みだと考えているのかな、という疑問すら湧いてきます。「税金を自分を肥やすためのエサ代としてチョロまかす「偉い人」がいるわけだ」って、前世紀の考え方ですよ、それ。具体例として「裏金議員」やら「いただき知事」を挙げてますけど、「裏金」はまったく別ものですし、「いただき知事」もほとんどすべては職権乱用で公金横領はごく一部の話として疑われているのが現状。それらを挙げて「税金の中に刻まれていた年貢のDNAみたいなものが、顔を出している」と言われてもなぁ…と。
くわえて、マイナンバーカードについても陰謀論者の言い分をそのまま鵜呑みにしている感が強くて。ここまで首を傾げまくった評論されると(そういう意見を持つこと自体はまったくもって自由ではあるのですが)、専門の歴史の部分についても「大丈夫なの?」と心配してしまう吉宗であった。
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