「仕方なく非正規で働く人」は確実に減っている…データが示す「低賃金でこき使う企業」が淘汰される未来への解説コメント

2024/10/27 19:59



直近の労働力調査によると、非正規社員に対し現職についた主な理由を尋ねたところ(%、男性/女性)

都合のよい時間に働きたい…32.3/35.8
家計の補助・学費…12.7/21.0
家事・育児などとの両立…1.1/15.8
通勤時間が短い…5.1/5.1
専門的な技能などを活かせる…13.1/5.8
正社員の仕事が無い…15.3/6.9
その他…20.5/9.6

となり、非正規に仕方なくついた人は、非正規の中では男性15.3%、女性6.9%に過ぎません。男女を合わせた合計人数でスト、4番目の理由となります。

ただし「仕方なく」は現職がパートやアルバイトでは少なく、派遣や契約社員では多い傾向があります。派遣では27.9%/22.1%、契約社員では19.7%/16.8%となります。

パートやアルバイトで「仕方なく」が少ないのは、元々そういう労働需要の人が働くケースが多いからではないかな、と。主婦や高齢者が参加するケースも多い。派遣や契約社員は正規として働きたかったけど働けなかったので仕方なく…という場合も、パートやアルバイトと比べると多い。それでも3割に届かないですけれど。

ただ、こういう数字を出すと、暗数が、統計上に出てこない数字がという文句が来るのも事実ではあり。まぁ、それとは別に、正規の待遇はどうなってるのかな、という問題もありますから。

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