不登校の小中学生、34万人で過去最多 3割超「やる気出ない」文科省への解説コメント

2024/11/01 06:42



元々「不登校」は同調査の限りでは2013年度、特に2017年度以降増加する傾向があり、コロナ禍で加速しています。

不登校児童生徒のうち、理由が確認出来た限りでは

学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった…32.2%
不安・抑うつの相談があった…23.1%
生活リズムの不調に関する相談があった…23.0%
学業の不振や頻繁な宿題の未提出が見られた…15.2%
いじめ被害を除く友人関係をめぐる問題の情報や相談があった…13.3%

などが上位に。

調査報告書では不登校の増加について、児童生徒の休養の必要性を明示した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」の趣旨の浸透等による保護者の学校に対する意識の変化、コロナ禍の影響による登校意欲の低下、特別な配慮を必要とする児童生徒に対する早期からの適切な指導や必要な支援に課題があったことなど」と分析しています。

やる気が出ない児童生徒が増えたのか、元々一定数が存在して「それなら長期欠席してもいいや」と判断するボーダーラインが下がったのか。二番目と三番目に多い理由と合わせ見ると、心理的な影響が多そうに見えますが…。一方で報告書の指摘にある通り、法律内容の浸透やコロナ禍で生じた登校行為への強制力というか心理的強制感の弱体化などが大きく影響しているような気がしますね。

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