「 納税しない専業主婦はお荷物だと…!?」第3号被保険者が廃止案で揺れる女性の生き方。~への解説コメント

2024/11/06 18:10



昔の漫画やドラマなどで家事を2~3時間で一通り終えたら、あとはフリータイム的な描写が多々あったためか、今でも題名のような印象を専業主婦が持たれている面はあるかと思われます。ただしお荷物だの、暇であるとのレッテルだのとは、全体のものではなく、一部の意見であり、また現実問題としてそうではないのもまた事実です。そもそも、家事や育児もまた、立派な家庭生活を維持するための仕事との見方も可能です。

国立社会保障・人口問題研究所の全国家庭動向調査によると、専業主婦における平日の家事時間は2022年で344分。この値は2008年の333分からさほど変わっていません。正規就労の186分、非正規就労の237分と比べれば長い時間となっています。

また「子供が3歳くらいまでは母親は育児に専念すべき」(≒専業主婦であるべき)との意見は2022年時点で61.0%。この値は女性側の就業意欲の高まりから漸減中です。

ファイナンシャルフィールドがいかにもお創り系ヘイト質問での構成なのに対し、FORZA STYLEは特にジェンダー絡みのダイレクトなヘイトを特定少数の事例だけで大騒ぎして集客している雰囲気が強くて、あれもこれも結局は炎上系ビジネスというか目立てば勝ち的なネット界隈における勝利の方程式なんだろうなあと思いつつ。

第3号被保険者が徴税の上で邪魔だとか、専業主婦はお荷物だったりいつも暇をしててレッテルを貼られる云々は皆無というわけじゃないけど、騒ぐほどの大多数な意見なんだろうか。むしろこういう記事があるから、そのようなネガティブな話が正しいものだと思われてしまうのではないかという懸念が。

特定の少数事例(それすら実在するか否かも確証はない)を挙げて、全体像を語るしぐさ、書き手側からすればありがたい手法だけど、印象操作的なところがあって、個人的には好きではないですね。

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