6割が実感する「学歴フィルター」の影響 50代で際立つ学歴と年収の明確な関係への解説コメント

2024/11/10 08:20



学歴による就業上の違いは各種公的統計でも出ています。それらはむしろフィルターというより、結果論となりますが、厚労省の「新規学卒者の離職状況」によれば、3年以内に卒業直後の企業から離職した人の割合は、中卒で50.5%なのに対し、高卒では38.4%、大卒では34.9%となっています。

厚労省の「賃金構造基本統計調査」によると、学歴別の男性賃金は次の通り(万円)。

高卒…30.61
専門学校卒…32.56
高専・短大…35.49
大卒…39.99
大学院卒…49.11

総務省の「労働力調査」によれば学歴別完全失業率は次の通り(男性、%)

小学・中学・高校・旧中…3.3
短大・高専…2.4
大学・大学院…2.3

いくつか例示しましたが、いずれも一様に、高学歴ほど良い数字が出ているのは確かな話です。企業側としても資格の有無同様に、学歴の選別は分かりやすいのも要因でしょう。

公的資料からいくつか学歴による待遇の違いを挙げたけど、結局このような数字が出るのは、企業側が学歴フィルタ的なものを用いているからだよね、というのが一つ。もう一つは当人の性質的にもそういうものがぼんやりとながら表れてくるのかな、という気もする。もっとも昨今では、大卒でもスットコってのが多々あるというのも耳にするけど。必要スキルに特化しているとの観点で、高専や専門学校卒業生を優遇するってのもよく聞きますね。

高卒男性は30.61万円、大学院卒男性は49.11万円…学歴別の平均賃金(最新)
https://garbagenews.net/archives/2041427.html
高卒男性は18.90万円…初任給の推移(最新)
https://garbagenews.net/archives/2308473.html

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