不登校の小中学生34万人、1年で4万人以上も増えたのはなぜ? 「生徒間トラブルに先生の手が回っていないのでは」と専門家への解説コメント
2024/11/11 18:01
【不破雷蔵さんのコメント】元々「不登校」は2017年度以降増加する傾向があり、コロナ禍で加速しています。直近2023年分では、前年までの「新型コロナウイルスの感染回避...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/XAG5dpirUJ
— 140gnews (@140gnews) November 11, 2024
元々「不登校」は2017年度以降増加する傾向があり、コロナ禍で加速しています。直近2023年分では、前年までの「新型コロナウイルスの感染回避」選択肢が無くなった事と、これまで漸増していた「その他」が直近年では前年比で大きく減った事が、不登校急増の原因の可能性があります。「その他」の要因には「欠席理由が二つ以上あり(例えば「病気」と「不登校」)、主たる理由が特定できない者」があり、これが今回「不登校」にシフトしたとするものです。
一方でコロナ禍以降長期欠席者、中でも不登校が増加している原因については、調査報告書に指摘の通り、児童生徒の休養の必要性を明示した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」の趣旨浸透による保護者の学校への意識の変化、そしてコロナ禍で学校の事実上の長期休校を体験した親子それぞれの、登校に対する強制力の認識が薄らいだ事が挙げられましょう。
要はここ数日話題となっている、不登校の急増が「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」で出た件について、現場の問題、専門家の問題とか色々と出ているけど、数字をよく見るとむしろ統計上の問題ではないかとするもの。特に、データを精査して気がついたんだけど、これまで漸増していた「その他」が、直近年で思いっきり減っているんですよね。これ、「不登校」にシフトしたんじゃないかな、と。質問票が公開されていれば、もう少し別の視点から見ることもできるんでしょうけど、それはかなわない。
むしろ個人的には「病気」による長期欠席者が思いっきり増えている(小中合わせて75597人から105838人へと40%も増加。不登校は16%の増加)。病気の具体例は無いので推測でしかないけど、「病気での長期欠席を選択するハードルが下がった」「新型コロナ感染の影響」いずれかなのか、双方なのか…。
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