愛知県の税収減は約960億円「年収の壁」撤廃で愛知県が試算 「減収分の補填を」大村知事への解説コメント

2024/11/16 19:01



公式サイト「愛知県の決算情報」から最新の令和6年度当初予算を見ると、県税のうち県民税の当初予算額は3074億円。発表減収分960億円は31%に相当。県税1兆2907億円の7%、歳入全体2兆7949億円の3%。

今件試算も他の自治体同様に具体的内容が非開示で、一律3割ほどとされているのが気になるところですが、総務省「地方税の意義と役割」から都道府県の地方税税収を見ると23.13兆円、市町村税は20.92兆円。合計44.05兆円。国試算の減収は国税3.6兆円・地方税4.0兆円。単純計算で地方税は(都道府県・市町村合わせて)1割ほど(9.1%)の減収。この1割を当てはめると、愛知県では307億円の減収。全歳入比1%。

試算では減収分が県民には減税となり、特に低所得者向けの施策になること、経済効果(可処分所得の増加による消費底上げ、労働力供給の増加など)が勘案されていないのが気になります。

総務省さんさぁ、もしかして自治体に「レクチャー」した時、個人住民税の3割が減収になるよって伝えたんじゃない? どこの自治体も数字照らしあわせて逆算すると、その数字が出てくるんだけど…。でも3割だと、当初国が出した数字と整合性が取れないんですけどね。

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