【速報】新米の価格が過去最高値に…去年の1.57倍 品薄で集荷業者の競争激化要因かへの解説コメント

2024/11/20 06:05



農水省の「米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等」に詳細な時系列データなどが収録されていますが、それによれば、「概算金」とはJAグループなどが米を集荷する際に生産者に前払いするお金を指します。そして米の販売見通しが立った時点で、実販売見込み額から経費、そして概算金を引いた額を生産者に追加払いしているわけです。

この概算金ですが、令和6年米では光熱動力費や肥料代が大きく上昇しており、これを反映する形で前年分から30%引き上げられ、さらに流通事情を反映する形で一部銘柄についてはさらに引き上げられて50%となったものもあります。

公開値を見ると前年比価格は+13%(山梨・コシヒカリ)~+77%(岡山・アケボノ)と、平均では+51%となり、5割程度の値上がりとなっています。

データよく見ると、元々資源価格の高騰などで前年比で3~4割程度の概算金引き上げが予定されていて、9月以降に「流通状況等を踏まえ」て上乗せされた銘柄があり、これが加わって前年比で5割になった銘柄が半数近くある、と。そして直近実売価格と比較すると、この上乗せされた銘柄の方に全体が引っぱられた感はある。流通量そのものも前年比で1割近く増になってるので、じきにだぶつくような感はありますけどね…。

米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html

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