【老後】公的年金だけで「100%生活できている」シニアはどのくらいいる?…70歳代「貯蓄ゼロ」の世帯も「平均貯蓄額と年金受給月額」はいくら?への解説コメント

2024/11/21 18:04



金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査によると、「年金でさほど不自由なく暮らせる」「ゆとりはないが日常生活費程度はまかなえる」の合算値は次の通り。

・二人以上世帯
 60歳代…67.0%
 70歳代…73.9%

・単身世帯
 60歳代…51.8%
 70歳代…68.3%

単身世帯の方がやや生活が苦しい感はあります。

なお家計の金融行動に関する世論調査にしても国民生活基礎調査にしても、「年金だけ」の解釈に注意が必要です。「収入」とした場合、足りない分は就労対価なり投資で補完をと話が進みがちですが、多くは貯蓄の取り崩しで賄われています。

「公的年金だけで」って表現がくせもので、これが収入を意味するのか、歳入にあたる部分を指すのか。元々公的年金の仕組みにしても、実世帯の家庭においても、公的年金は必要となるお金の一部をサポートするもので、残りは就労対価とか資産の取り崩しという前提ですからね。つまり「新たに入ってくるお金は公的年金だけなんだけど、資産の取り崩しで悠々自適に暮らせるよ」というケースも想定できるわけだ。

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