「もう店潰れちゃう」飲食店の悲鳴 米の取引価格が去年の1.6倍以上に 今後も高値続く見通しへの解説コメント

2024/11/23 06:47



生産者からの米の販売では、まずJAなどの集荷業者に出荷した時点で「概算金」(仮払い金)が支払われ、その米が卸売業者に販売される見通しが立った時点で、その販売金から経費や概算金を除いた額が生産者に支払われます。この「概算金」は小売店などでの米の販売価格にも影響を与えます。

農水省の「米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等」によれば、令和6年産米の概算金は当初前年から4割引き上げ(48銘柄)、そして流通状況などを踏まえて9月以降に追加も含めて引き上げたものは3割+2割で5割の引き上げ(42銘柄)。この引き上げについて、光熱動力や肥料をはじめとしたコスト増によるものと説明されており、他の食品同様、コストの増加で価格が引き上げられた現状が確認できます。

「政府は、米の生産を抑制して米の価格価を維持するのではなく、米価を市場原理にまかせて、値崩れした際には農家に直接補助金を支給する政策に転換すべきではないか」という専門家の御意見が高評価出てますけど、やはりこういう勇ましい意見の方がウケはいいんだろうなあ…というため息。市場原理に任せてたら、今年どうなってたんだろうね。米の価格でここまで騒がれているのは、米が主食だからにほかならず、だからこそ今のような制度が取り入れられているわけであって。それに、値崩れしたら補助金をってのじゃ、市場原理と逆行してるやん。

米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html

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