カット野菜〝抜け出せない〟安値 原料高騰も価格転嫁は進まずへの解説コメント

2024/11/26 07:22



JC総研の「野菜・果物の消費行動調査」によるとカット野菜の購入理由として「料理の手間が省ける」「すぐに食べられる」「量が適量」「色々な野菜が食べられる」「値段がお手頃」などが上位にあり、安いからとしてだけでなく、その利便性なども高く評価されています。特に高齢者からは「量が適量」「色々な野菜が食べられる」などへの同意が多いのが実情です。

チェーンストア協会の月次営業報告では毎月のように、カット野菜やカットサラダ、カットフルーツが好調だとの話が見られます。野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感があります。色々な野菜の組み合せで種類も多様になり、例えば鍋物や野菜炒めなど、対象料理向けに用意されたものもあるほどです。

「小売りの抵抗感は根強い」とありますが、ラインアップを見る限りでは新商品的なものとしての提供で、実質的にコストに配慮した価格設定が行われる商品も多々見受けられます。

実際、自分の観測している限りでは、大手チェーン店などでのプライベートブランド的なカット野菜は、新作を出すとともに量を減らしたり値上げをしたりしているのが確認できる。「食べきりサイズ」とか銘打ってみたりとかね。あとは、もやしの量が増えてるものとか。

千切りじゃなくて炒め用のカットキャベツなら、余裕で100円は超えてるけどねえ…。一般の野菜同様、1梱包あたりの分量減らしてもいいかもしれない。

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