「専業主婦」をやっている30代です。世間では共働き世帯が多い印象がありますが、実際「専業主婦」世帯の割合はどのくらいなのでしょうか?への解説コメント

2024/11/26 18:39



「ある調査」とのみの説明は不親切な感があるので補足します。労働力調査詳細集計2023年分によると、「共働き世帯(夫、妻ともに非農林業雇用者)」が1278万世帯、「専業主婦の世帯(夫が非農林業雇用者、妻が非就業者(非労働力人口及び失業者))」が517万世帯。これには自営業者や家族従業者は勘案されていません。白書や公的な統計などではこの値がよく使われています。

これが仮に非農林業雇用者ではなく雇用者(農林業雇用者も含めている)として考えれば、共働き世帯は1307万世帯・専業主婦の世帯は540万世帯となります。

それぞれについて、専業主婦の世帯比率を計算すると、28.8%・29.2%となります。

元々ファイナンシャルフィールドの記事は、本文で何かを説明するためにタイトル部分で設問をでっちあげ、もとい掲示するスタイルではあるけど、ここまでひどい展開はなかったので思わず時間超過でコメント。「「専業主婦」世帯の割合はどのくらいなのでしょうか?」と聞いてるのに、その答えとして「ある調査によると、専業主婦の世帯は全体の約3割とされています」でオシマイってのはないでしょ?(最後にもう一度、ほぼ同じ文面で繰り返されてるだけ)。どこから持ってきたんか、せめてそれだけでも書きなさいよねー、と。

あまりにもひどすぎ…。

1000万世帯を超えなお増加中…共働き世帯の現状(最新)
https://garbagenews.net/archives/1954558.html
統計情報Q&A:専業主婦世帯、共働き世帯
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/qa/a07.html

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー