「ねんきん定期便」が届きましたが、すでに260万円も払っているのに「加入実績に応じた年金額」は35万円ほどでした。年金を払うより自分で貯めたいと思ってしまいますへの解説コメント

2024/11/30 07:25



日本の公的年金制度は原則、年金保険料を払うことで将来年金を受け取る資格を得る・現在年金を受け取る人への年金は現在年金保険料を支払っている人の保険料で賄われるという、賦課方式によるものです。そして給付額は現役世代の手取りの数割(所得代替率、現在では6割台)を補完するもので、それだけで生活できる仕組みのものではありません。質問者は自分の積み立てで年金を受け取る、貯金のような積立方式と誤認しているものと思われます。

なおあまり知られていないことですが公的年金では、一定の年齢に達した時に受け取れる、世間一般で指示されている年金にあたる老齢年金だけでなく、病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に受け取れる障害年金、対象者が亡くなった時に遺族が受け取れる遺族年金の恩恵を受けることができます。

この類の話の多くは、公的年金が積立方式だという誤認からくるもの。実際には賦課方式なんですけどね。第一、260万円で35万円が云々とぶーたれてるけど、260万円そのままだとその額でも7年ちょっとですよ。

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