『車をとったらどうなるか、あなたにはわからんでしょう』言われた言葉 免許返納、押しつけでは解決しない 起業した女性(35)への解説コメント

2024/11/30 07:39



内閣府「高齢者の交通安全対策に関する調査」(65歳以上対象)によると免許の自主返納を考えている人の理由として

高齢ドライバー関与の重大事故ニュースを見た…46.4%
自分の運転に自信が無くなってきた…32.2%
自分で運転するのが疲れるように…19.7%
運転してひやりとしたことがあった…15.9%
家族など周りの人に勧められた…9.6%

があり、家族による勧めは大きな影響力を与えず、保有者本人の自覚や恐れからの返納のケースが多いようです。

また同調査によれば免許自主返納者のうち都心部では25.0%、過疎地では60.5%が不便を感じているとし、具体的な内容としては「買い物やお店に行きにくくなった」「荷物の持ち運びが大変」「通院しにくくなった」「外出先での滞在時間のハードルが上がる」「緊急時の移動が心配」「趣味で外出しにくくなる」などが挙げられています。

前にも触れた記憶があるけど、自動車が生活に欠かせない存在となっている人においては、その自動車が運転できない状態ってのは、いわば病気にかかっているようなもので。病気やケガなら入院するけど、これはトラブルな状態でも生活できるようにするため。それを考えると、免許を返納して自動車が運転できなくなったら困る、どうしても必要って人は、必要なく生活ができるような場所に行くしかないのかなという気はする。必要な施設すべてについて、来てもらうわけにはいかないし。

本文のサポート業は意義のあるものではあるけど、リソースが無茶苦茶いるし、採算が取れるような事業ではない。さりとて公的なサービスとするのにも莫大なリソースは誰が負担することになるか、ということになる。

「熊本の車がないと生活できないような地域に住んでいる」高齢者が住んでいる場所の説明として、この言葉そのものに疑問符を投げざるを得ないのかな、と。


自家用車を利用し続けるか、運転免許を返納して公共交通機関を使うか…経済面での比較(最新)
https://garbagenews.net/archives/2540886.html

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