「保険証を捨てないで!」医師たちが緊急呼びかけ 保険証が使えなくなると勘違いしている人が多すぎるへの解説コメント

2024/11/30 18:59



ネオマーケティングのマイナ保険証に関する調査に関する調査によると、2024年11月時点で、マイナ保険証保有率は85.6%、保険証として利用できることの認知度は97.1%、マイナ保険証の利用登録への賛成は45.0%・反対は17.8%です。

厚労省の「マイナンバーカードの健康保険証利用について」など多数の場で、手元にある従来の健康保険証を捨てる必要性はないことが説明されています。

現行保険証が12月から使えなくなるとの誤認は多分に報道によるものでしょう。本日分の記事だけでも「「マイナ保険証」12月2日に本格移行」「12月から「マイナ保険証」に切り替わるようですが」「「マイナ保険証」12月で健康保険証から切り替え」など、現行保険証の効力が停止すると誤読してしまいそうな題名がずらりと並んでいます。本文に説明があれど、題名だけで認識してしまう人が少なからずいる実情への配慮をしてほしいものですが。

本当は最後の段落だけにしたかったのだけど、それでは怒られが発生しうるので、一応色々と前に書き足した。本来なら前の部分はさらに

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2024年12月2日以降、新規に現行の紙による健康保険証が新たに発行されなくなっても「12月2日時点で有効な健康保険証は最長1年間、引き続き使用できる」などの説明があり、今手元にある従来の健康保険証を捨てる必要性はないことが分かります。

たとえマイナ保険証に切りかえてそれを常時使うようにしている人でも、有効期限内は廃棄などせずに手元に保全しておくべきでしょう(マイナ保険証へ切り替えた後でも、従来の保険証も有効期限内なら引き続き使えます)。
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のようなのもあったけど、400文字では絶対収まらない。

で、タイトルだけで理解しようとする人もたくさんいるのが事実ではあるし、だからこそ、インパクト重視で誤読させるようなタイトルばりばりつける報道記事が毎日配信されれば、紙の保険証は12月2日以降使えなくなるから捨てていいと誤解する人が出てきて当然。自分らの責であることの自覚があるのかね、報道界隈は。無いな。

「マイナ保険証に関する調査」を見ると、男性の高齢者の方がマイナ保険証への登録率は高いけど、利用率はそれほど高くないという結果が出ている。また、マイナカードに関するトラブルとしては読み取りエラーが一番多く10.7%が経験あり。ただこのエラーって、読みこませ方の問題なのか、システム上の問題(通信問題とか読み込み精度とかリーダーの仕込みの上で)なのか分からないのだよね。マイナ保険証では医療機関が未対応とか時間がかかったとあるけど、それらは現状での話でしかなく、今後縮小していくはず。


マイナ保険証、61.1%が実際に医療機関で使用経験あり|マイナ保険証に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000553.000003149.html

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