従来の保険証「廃止」 マイナ保険証への移行本格化 利用率低いままへの解説コメント

2024/12/02 07:23



本日から従来の紙の保険証の新規発行が無くなる件で、「紙の保険証はもう使えない」「従来の保険証は捨ててもかまわない」とする誤認が生じているのは、今件のように誤読を誘発するような報道記事が大きく影響しています。「従来の保険証「廃止」~」とあれば、題名だけを流し読みしている人には、紙の保険証は利用禁止でもう使えなくなると誤読するかもしれません。校正のチェックが入らないのは不思議です。

また一人歩きしている「15.67%」ですが、これは厚労省「社会保障審議会(医療保険部会)」の第186回分で明らかにされた数字で、10月分の使用保険証のうち、延べ件数として計算されたもの。マイナ保険証利用率が低かったのは、従来の紙の保険証が今まで同様に使えるからでしょう。なお、医療機関受診者に占めるマイナ保険証利用者は24.5%、マイナ保険証を持つ医療機関受診者に占めるマイナ保険証利用者は39.6%となっています。

先日も解説コメントしたばかりだし、本日付で「手元の保険証が今日から使えなくなるわけじゃないよ」と注意喚起の記事もいくつか出てる中で、大手新聞社の朝日がこの見出しで記事展開というのは…確信犯なのでしょうね。

「国の借金」問題同様に、カギカッコつけてるから別にいいじゃんとか言い訳するのかしらね。

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