マイナ保険証移行 林芳正官房長官「メリット伝える」への解説コメント

2024/12/02 18:47



「15.67%」が一人歩きしているようですが、これは厚労省「社会保障審議会(医療保険部会)」の第186回分で明らかにされた数字で、10月分の使用保険証のうち、延べ件数で計算された結果。この値を見て低いとする意見もありますが、その時点で従来の紙の保険証が今まで同様に使えるからに他なりません。なお、医療機関受診者に占めるマイナ保険証利用者は24.5%、マイナ保険証を持つ医療機関受診者に占めるマイナ保険証利用者は39.6%です。また現状では原則的に、マイナ保険証の取り扱いがない医療機関・薬局はないはずです(2023年4月から義務化)。

またマイナ保険証がトラブルで読めず、マイナポータルも使えず従来の保険証も持参していない時は、「資格確認のお知らせ」持参以外に、マイナ保険証にある各種値などを「被保険者資格申立書」に記入し提出することで本来の自己負担額での診療となります。

というか自動車免許と違って不携帯で罰則規定があるわけではなく、全額支払いとなってものちに手続きすれば戻ってくるのだし(かつての高額療養費制度の適用みたいな話)、一部専門家がドヤってるけど、その場で用意される「被保険者資格申立書」に記述すればマイナ保険証とあわせて提示することで3割なり2割負担で受診できるのではあるし。

文字数があれば「そこまでぶーたれるのなら、現行保険証に自動車免許のような買い残ができない仕組みで本人写真張り付けるようにして、それなら現行保険証でも使い続けることができるようにしようってのはどうかしら」とツッコミ入れるところだったんだけど。…個人的には「資格確認書」が将来的にそうなるんじゃないのかな、という気もする。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー