「新語・流行語大賞」“が”不適切にもほどがあるへの解説コメント

2024/12/04 08:17



「ふてほど」が新語・流行語の大賞に選ばれた件について、選考委員のやくみつる氏が2日付の日刊スポーツで言及しており、それによれば「『新語・流行語大賞』とは逆説的な親和性があるので」「コンプラに抵触しそうなギリギリのところを攻めたドラマなので、逆説的に『新語・流行語大賞』を想起させてくれる言葉と思ったから」選んだとのこと。

一方で「新語・流行語大賞」の公式サイトでは「1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶ」と説明があり、氏の選考理由との一致部分を見つけ出すのが難しい状態です。本文の通り賞そのものが不適切だと指摘されても仕方がありませんし、ネットミームの「不適切報道」も止む無しでしょう。さらにベースとなる「現代用語の基礎知識」そのものへの信頼性も損なわれかねないことを指摘しておきます。

「やくみつる氏のすきなもの大賞」ではというツッコミもあったけど、まさにそんな感じ。それに加えて、自分のお気持ちを知らしめたいと悪用している雰囲気も強い。問題なのはユーキャン側がそれを許容しているってこと。まぁ、「現代用語の基礎知識」もその程度だ、というように思われてしまうリスクを鑑みた上での現状なのだから、意図的になんだろうねと。

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