大手がこぞって4000円台止まりも、もはや高級品に? 読売新聞の値上げに見る「新聞・5000円の壁」の苦悩と、本質的な課題への解説コメント

2024/12/06 07:56



新聞通信調査会「メディアに関する全国世論調査」によると、新聞の購読料(3000~5000円と設定)にどのような感想を抱くかについては

かなり高い…16.4%
少し高い…36.8%
妥当である…43.3%
少し安い…1.2%
かなり安い…0.7%
無回答…1.6%

となり、高いと判断する人が多数に及んでいます。年齢階層別では若年層ほど高いとの認識で、20代では64.6%の人が「かなり高い」「少し高い」から成る高い派です。

また経年とともに紙の新聞の購読意向は減り、無料でも新聞は読まない人や図書館やネットで十分なので新聞は購読しない人が増加する傾向にあります。

「壁」がトレンドワードとなっているからと「5000円の壁」云々というレベルの話ではなく、対価の認識すら薄れている実情について、考えるべきでしょう。

実際、紙媒体としての新聞は多分に、惰性として取っている事例が多いんじゃないかな。だから引っ越しとか、値上げとかいったきっかけで、定期購読を取りやめてしまうことが増えているのかもしれない。購買者が減れば売上は減るけど、投函コストはさほど変わらない。となれば収益悪化で、ますます値上げせざるを得なくなる。悪循環ですね。

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