国民民主・榛葉幹事長 自公に対し「いい加減なデータで交渉するなら、補正予算案への賛否考え直す」への解説コメント
2024/12/07 07:11
【不破雷蔵さんのコメント】「7.6兆円の減収(=減税)」試算は10月末に政府が一部向けに開示したものですが、その具体的試算方法につき、12月6日に示されそれを玉木氏が...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/zDleyOzHLW
— 140gnews (@140gnews) December 6, 2024
「7.6兆円の減収(=減税)」試算は10月末に政府が一部向けに開示したものですが、その具体的試算方法につき、12月6日に示されそれを玉木氏が公開したものの限りでは「下記の試算は10月31日時点での粗い試算であり相当の幅をもって見る必要があることに留意が必要」の文言と共に数行の荒い計算式があるのみで、経済効果にかかわる試算は皆無。非常に粗いものであることが分かります。そしてこれが現在に至るまで詳細な試算もなく使われている実情を見れば、苦言を呈するのは当然でしょう。
また第一生命経済研究所の「基礎控除引き上げの論点整理」でも指摘されていますが、年金の物価スライド同様、控除額変更が制度のインフレ調整である以上、増税などの追加財源は求めないが普通で、それをしない場合は定期的な見直しが必要となります。まさに「103万円の壁」話は、1995年以来30年近く手つかずだった制度の見直しでしかないのです。
ドタバタした中でのざっとした試算ってのなら仕方ないけど、それから一か月以上経ってもその試算から動いていない、数字が独り歩きしてるってのはどういうことなのよ、と。まあ、予想通り計算が極めてざるで、しかも効果効用に関する検証は皆無だったってのが分かっただけでも…。
基礎控除引き上げの論点整理~政策の持つ3つの性格:家計向け減税・制度のインフレ調整・年収の壁対策~
https://www.dlri.co.jp/report/macro/387791.html
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