駅員などへ暴力行為が増加傾向 6割超は飲酒後に発生「酒の勢い、一発でもダメ!」忘年会シーズンに鉄道事業者が注意呼びかけへの解説コメント

2024/12/08 19:10



日本民営鉄道協会が毎年発表している、駅員や乗務員など鉄道係員へ行われた暴力行為の件数の発表資料を見ると、直近数年は前年比で増加傾向にあります(件数)

2017年度…656
2018年度…630
2019年度…581
2020年度…377
2021年度…406
2022年度…543
2023年度…517

それでも2023年度は前年比でいくぶん減少しましたが、この数年が増加していたのは、2020年度においてコロナ禍で旅客列車を利用する人が大幅に減り、それに連なる形で事案も減ったものの反動(利用客の増加に伴うもの)が生じているまでの話です。実際、国土交通省の鉄道輸送統計調査で確認すると、2019年度の鉄道・軌道旅客人数は251.9億人だったのに対し、2020年度は176.7億人にまで減っています。

なお直近年度では発生件数のうち加害者の飲酒ありは54.0%、無しは30.2%となっています。

増加傾向にあるって、そりゃコロナ禍で大きく減った分の反動があるからしゃーないやん、というツッコミ。通勤客が思いっきり減ったし、通勤してる人も通常以上に他人との距離や接触には気を使っているし、ね。

一方でコロナ禍以前から減少しているのもまた事実なので、反動が終わったらまた減り始めるかな。それとももう、そのフェイズに突入してるのかも。

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