「主婦年金」廃止は女性活躍の転換点 方針決定までの30年「連合」芳野友子会長に聞くへの解説コメント

2024/12/10 07:50



「3号は不公平な制度です」から始まる解説の限りでは、不公平について個々の女性ベースでの発想の上での結論のようで、女性の権利を強く求める方々にはよくある思考方向性です。「主婦年金」の廃止を求めるのも当然でしょう。

しかしその思惑とは別に、現実には日常生活は世帯単位で行われるのが常です。厚労省の社会保障審議会年金部会の資料でも

「「夫婦どちらかが就労する世帯・夫婦共働き世帯・単身世帯とも、一人あたり賃金水準が同じであれば、どの世帯類型でも負担・給付が同じになる構造となっていること、多様な属性の者を含む第3号被保険者の所得保障の柱として機能している制度」

と説明されているように、女性一人世帯でも夫婦世帯でも、生活単位となる世帯ベースでの公平性のための制度に他なりません。主義を通すために現実から目を背くのはいかがなものかと愚考します。

なんで連合が「第3号被保険者」制度の廃止の廃止を求めてるの? 「3号廃止は女性活躍の大きな転換点につながる」って意味わかんない。むしろ女性の保護という観点ではプラスのはずなのに…と読み進めていくと、ああ、そういうことねと。個々の女性の権利を声高に叫ぶのはいいけれど、まっすぐすぎて他のモノがみえなくなっちゃったと。こんなんだから宗教だっていわれちゃうんですよねえ…と。


公的年金“不公平”議論どうなる?「第3号被保険者」制度の廃止をめぐり賛否が真っ二つへの解説コメント
https://pn.blog.jp/archives/1084352143.html

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