【少子化の悪循環】「子どもが欲しい」35歳過ぎると急減、望まない理由トップは経済的負担― 日本財団少子化調査への解説コメント

2024/12/10 07:54



国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、本来欲しい子供の数に対して、それより少ない数しか子供を予定していない夫婦に対し、なぜ欲しい子供の数まで予定していないのかを夫婦の妻に尋ねたところ

子育てや教育にお金がかかりすぎるから…52.6%
高年齢で生むのはいやだから…40.4%
ほしいけれどできないから…23.9%
これ以上、育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから…23.0%
健康上の理由から…17.4%
自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから…15.8%

などが上位にあり、金銭的な事情がもっとも高いハードルとなっていることが分かります。この値は年々微減し、代わりに「高年齢で生むのはいやだから」「ほしいけれどできないから」が微増していますが、これは結婚そのものの高齢化によるものと思われます。

お金以外にもいろいろ要因はあるけれど、やはりもっとも大切なのはお金。お金って色々な物やサービスの形を変えたものですから。…というか、金銭的な理由以外は、ほとんど高齢化によるものと解釈が可能なものばかりですな。


第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp

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