小野寺政調会長にSNS怒り「なぜ学生が103万円まで」発言報道でトレンドに「自民党のせい」への解説コメント

2024/12/16 08:07



今件は「学生が容易に103万円以上働けるようにしようではなく、学生がそこまでは足らなくとも十分学業に専念できるような支援をすること。本来はこれを国会でやるべきではないか」との意味です。前半の部分だけが記事タイトルで誇張されているため、今記事のことが言われているようです。

日本学生支援機構「学生生活調査」によると大学学部(昼間部)ではアルバイトの従事者は83.8%、そのうち家庭からの給付のみで修学可能な人は52.4%、家庭からの給付のみでは修学不自由・困難および給付ナシが31.5%。つまり学生の3割強はアルバイトをして収入を得ないと修学そのものが(それなりに)不可能な状態にあります。

ちなみに「国会議員の給与が高い云々」とのご意見がありますが、議員報酬だけなら確かに世界でも高い水準にあるものの、多彩な手当てが充実しており、一概に日本が高いとは言い切れないのが実情です。

例えば米国だと下院議員一律に、議員1人あたり94万4671ドルもの秘書雇用手当てが給付される。他に事務所費用手当が基本25万6574ドル、さらに公務用郵送手当が速達料金の3 倍に選出選挙区の住居住所数を乗じた額の45%だけ。全部で平均138万2329ドルとのこと。(国立国会図書館 調査と情報―ISSUE BRIEF― 第1090号 No. 1090(2020. 3. 5)欧米主要国の議員秘書制度【第3版】)。

あと、103万円の壁って学生のアルバイトだけが対象じゃないからね。


欧米主要国の国会議員はどんな待遇?
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202201160001130.html

日本3位「国会議員の報酬」世界30カ国ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/503079

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