2026年春から増税の『たばこ税』 喫煙者だけでなく生産者も痛手 “10年で生産者は半分ほどに”への解説コメント

2024/12/17 07:52



財務省「令和6年度税制改正の大綱」ではたばこ税と防衛費の関係について、「防衛力強化に係る財源確保のための税制措置」「(加熱式たばこと紙巻きたばこ間の税負担の不公平感を是正する時に生じる)増収を防衛財源に活用する」「その上で、国税のたばこ税率を引き上げることとし、課税の適正化による増収と合わせ、3円/1本相当の財源を確保する」とのみ説明があります。方法論のみで、具体的にたばこ(税)と防衛費との関連性については言及がありません。にもかかわらず、財源との表現にとどめ、防衛費のためと明言しておきながら、文章による目的税化の明言は見当たりません。

最近の話ですと、2018年10月・2019年10月・2020年10月・2021年10月に紙巻きたばこのたばこ税は引き上げられ、そのたびに値上げが実施されています。2020年10月と2021年10月に相次ぎ大幅な値上げが生じたのは記憶に新しいところです。

喫煙率ですが、厚労省「国民生活基礎調査」によると、全体では男性25.4%・女性7.7%となっています。男性のピークは40-45歳で34.7%、女性は50-54歳の12.8%です。

税制改正大綱とか複数の資料当たったけど、防衛費とたばこ税の直接的な関係を結びつける資料は見つからず。要は、取れやすいところから取っておこうという考え方なのかな、と。にもかかわらず、目的税化してないのも気になるけどね。


令和6年度税制改正の大綱
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2024/06taikou_10.htm#10

喫煙率は男性25.4%・女性7.7%、男性は40代前半、女性は50代前半がピーク(最新)
https://garbagenews.net/archives/2185196.html

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