自民・佐藤正久氏 与党123万円案、65%の視聴者“評価しない”に「もっと上げようと思えば財源を」への解説コメント

2024/12/23 07:48



「103万円の壁」問題で生じうる減収分試算は、話が上がった直後に行われたもので、政府側から示された資料の限りでは数行程度の概算レベルでしかないにもかかわらず、今現在までそれが根拠として使われていることに問題があります。その試算には減収というマイナス効果しか勘案されていないことにも注意が必要です。

また「103万円の壁」は元々政策の不作為で30年近く基礎控除の主旨目的に反して過剰徴収だったものを本来の正常な形に戻すまでの話で、取り過ぎていたものを本来の形に戻したら、今までと比べて減収となるので、代わりの財源を云々との主張は、筋違いでしかありません。

枠の上昇率を物価上昇率ではなく最低賃金にリンクさせているのは、「最低限の生活費には課税を行わない」という基礎控除の理念に従い、また影響を受ける多くの対象となる非正規就業者は、基本時給で受け取っており、最低賃金が大きくかかわってくるからです。


竹中平蔵氏「玉木さんは『178万円、基礎控除』まずかったと思ってるはず」最低賃金リンクの説得性にも疑問への解説コメント
https://pn.blog.jp/archives/1084342109.html

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