「手取り15万円」で結婚。妻の実家が「心配だから」と毎月20万円を生活費として仕送りしてくれます。「税金は大丈夫」とのことですが、本当に問題ありませんか?への解説コメント

2024/12/29 18:55



厚労省「国民生活基礎調査」によると、子の世帯に仕送りをしている世帯は3.55%。AlbaLink「子どもへの仕送りに関する意識調査」によれば、仕送り額の平均は77350円。詳しくは本文や国税庁「No.4405 贈与税がかからない場合」の通りですが、生活費として月20万円は一般的な仕送り額と比べて高いと認識されるのは否めません(年間240万円で、生活費のためでなければ贈与税が発生しえます)。金額が決まっているのなら、家計簿にはその金額分を生活費に使ったとする証拠を残しておいた方がよいでしょう。

また国税庁「No.4402 贈与税がかかる場合」にあるように、例えば毎年100万円ずつ10年間にわたって贈与を受けることが、贈与者との間で契約(約束)されている場合には、契約(約束)をした年に、定期金給付契約に基づく定期金に関する権利(10年間にわたり100万円ずつの給付を受ける契約に係る権利)の贈与を受けたものとして贈与税が発生します。ご注意ください。

生活費などなら110万円を超えても贈与税はかからないってのは知ってたけど、今回調べて定額贈与の場合とみなされるとかかることもあるって話は初めて聞いたし、納得のいくもの…って今件の場合、そのように怪しまれる可能性もあるわねえ。


No.4405 贈与税がかからない場合
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4405.htm

厚労省「国民生活基礎調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa23/index.html

AlbaLink「子どもへの仕送りに関する意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000055654.html

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